【GT300】
果敢に攻めた宝山 DUNLOP Z 46号車は惜しくも4位でチェッカー
クスコ DUNLOP スバルインプレッサは、ハブトラブルでリタイア
スーパーラップ進出の77号車
快晴となった金曜日の練習走行は、午前、午後、そして1000kmならではのナイトセッションを含めて、3セッションの走行が行われた。第2セッションで、宝山DUNLOP Zの46号車が2番手をマークし、トータルでも4番手と好調さを見せた。第5戦スポーツランドSUGOで2位入賞を果たした宝山DUNLOP Zの47号車は、25kgのハンデウエイトを積んでいることもあり、トータルで15番手。雨のレースとなった前戦では、AWDの強さを発揮してトップを走行するというパフォーマンスを見せたクスコ DUNLOP スバルインプレッサは12位、LEYJUN DUNLOP MT900は21位で、練習走行を終えた
土曜日の予選1回目は、山野哲也選手がドライブするクスコ DUNLOP スバルインプレッサが6番手のタイムをマークして、GT300のダンロップ勢で唯一のスーパーラップ進出を決めた。スーパーラップでは、山野哲也選手はタイムの更新ならずに10番手まで後退したが、その後の再車検により最低地上高違反でタイム抹消されたが、グリッドは10番手と変わらず。佐々木孝太選手がドライブする宝山DUNLOP Zの46号車は惜しくも予選11位。47号車は17位、LEYJUN DUNLOP MT900は、予選22位となった。
好調な走りをする46号車
決勝レースは、予選11位の佐々木孝太選手がドライブする宝山DUNLOP Zの46号車が、着実に順位をアップして34周目に4番手で最初のピットイン。横溝直輝選手にチェンジして安定した走行を続けた。ガライヤやヴィーマックといったライバル勢と果敢な走りで3番手争いを展開していた46号車。途中、降り出した豪雨でも安定した走りを見せていた46号車だったが、路面コンディションがウエットからドライへと変化するレース終盤、最後となる4回目のピットストップで4番手に順位を落としてしまい、その後、3番手のマシンを追い上げたが追いつくことができずに、宝山DUNLOP Zの46号車は4位でフィニッシュ。ドライバーもチームもベストな力を発揮しての結果だった。上位争いには加われなかったが好走を見せた47号車、最後のピットインで順位を落としてしまったが、確実な走りが功を奏して、8位でチェッカーを受けた。
ウエイトハンデがありながら好走47号車
「予選では、うまく路面とクルマをマッチさせられなくてスーパーラップには残れなかったのですが、終わってからいろいろと見つめ直して、今朝のフリー走行ではフィーリングがよくなっていました。レース序盤はペースもよくて、雨が降ってもレインタイヤがマッチして追い上げることができました。表彰台に上がれなかったのは残念。次は優勝を狙っていきます」と、序盤から着実な走りで4位入賞を果たした佐々木孝太選手。
クスコ DUNLOP スバルインプレッサは、今回もマシントラブルのために90周でリタイアとなってしまった。「毎回、トラブルが出てしまい、最後まで走れませんでした。今回はハブベアリングのトラブルでした。クルマの耐久性もそうなのですが、チーム自体の力をもっとアップさせないと反省しています」と振り返る荻久保 寛テクニカルディレクター。
予選22番手からスタートした田中勝喜:筒井克彦:OSAMU/LEYJUN DUNLOP MT900は、粘り強く周回を重ねていたが、エンジントラブルのために120周でストップ。チェッカーは受けられなかったが、規定周回数をクリアして18位完走を果たした。