DUNLOP MOTORSPORT
今年もJAFカップオールジャパンダートトライアルが京都コスモスパークで開催。
全日本選手権ドライバーの意地と地方選手権ドライバーの勢いがぶつかり合う!


 今年も全日本選手権シリーズ上位選手と地方選手権シリーズ各地域の上位選手、そしてJMRCオールスター選抜戦で上位を獲得したドライバーが3つ巴でぶつかり合う「JAFカップオールジャパンダートトライアル」が京都府京都市に位置するコスモスパークで開催された。開催前より11日の天気予報は雨の予報が続き、開催当日の朝も雨雲が京都の空を包んでいたのだが、その雨雲は移動し、次第に空は雨の心配が要らない程の快晴に。これで各選手は思う存分このレースに専念する事が出来たようだ。ここから新たに全日本選手権で活躍するドライバーが多数登場することを期待したい。

N1クラスの全日本タイトルに続き、JAFカップ優勝を飾った河石潤。

 今大会の全10クラス中、最多となる20台のエントリーがあったN1クラスでは全日本選手権、最終戦で劇的な逆転タイトルを獲得した河石潤(インテグラ)がチャンピオンの貫禄を見せ付ける走りで第1ヒートからトップタイムをマーク。続く第2ヒートではコースコンディションも整い、他の選手達も大幅にタイム上げてきた。第1ヒートにマークした河石のトップタイムをほとんどの選手が更新し、クラス最後に出走する全日本チャンピオン河石の2本目の走りに注目が集る。河石は早くも中間の通過タイムで軽々トップタイムを計測、結果第2ヒートでもトップタイムを更新し、地方選手権の上位ランカー達を抑え、見事優勝を果たした。
 表彰時のコメントでは、「気になっていた天候も良く第1ヒート、第2ヒートともに気持ち良く走れました。これが今回の勝因だと思います。」と残している。

自身初となるJAFカップ優勝を手にする岡林亮太。

 続くN2クラスのエントリーは全日本選手権から4台、地方選手権から6台、選抜戦から1台の合計11台で争われ、全日本選手権3位の岡林亮太(ブーンX4)が全日本選手権クラスの高いレベルの走りを見せつけ、第1ヒート、第2ヒート共にトップタイム更新。危なげない走りで自身初となるJAFカップの優勝を手にする事となった。優勝した岡林は「全日本では、何度か優勝の経験があるが、年一回のこのJAFカップでようやく優勝する事ができて本当に嬉しいです。」とコメント。

強豪の全日本選手権ドライバーを押さえ、3位表彰台を獲得した福塚政廣。

このクラス3位表彰台には同じくダンロップタイヤを履く地方選手権、近畿地区1位の福塚政廣(ストーリアX4)が入り、全日本選手権の参加ドライバーを抑え地方選手権と言えど、実力の高いドライバーの存在をアピールする事となった。

全日本選手権のタイトル獲得に続きJAFカップでも優勝を果たした吉村修。

 N3クラスの優勝者は、N1、N2に続きダンロップユーザー。2007年シーズンチャンピオンの吉村修(ランサー)が全日本タイトル獲得に続きJAFカップの優勝も手にする事となった。
 レースの内容は第1ヒート、地方選手権関東地区2位で同じダンロップユーザーの景山信一郎がトップタイムを叩き出しこのクラスの波乱を予想させる。続く第2ヒートでも地方選手権の上位ランカー達が全日本選手権ドライバー達に引けを取らないタイムをマーク、まれに見る僅差の戦いが続き最後の吉村の走行まで息を飲む内容となった。優勝した吉村は「今シーズンは初の全日本タイトル獲得とJAFカップ優勝の両方を獲得できて最高の一年でした。」とコメント。

全日本選手権3位の実力を発揮。見事、初のJAFカップ優勝を獲得。

 エントリー台数6台で争われたこのクラス、全日本選手権、今シーズン3位の岩田真理(ストーリアX4)が第1ヒート、第2ヒート共に好調でトップタイムをマークし全日本選手権ドライバーの実力を発揮、自身初となるJAFカップ優勝を手にした。
表彰時のコメントでは「JAFカップで優勝できて嬉しい事と、以前は近畿で良いと言えるコースがなかったが、ここコスモスパークみたいな良いコースが近畿にもっと増えて、ダートトライアルがもっと盛り上がって欲しい。」とコメント。

このクラスで唯一、全日本選手権ドライバーの丹羽。意地の走りで見事クラス優勝を果たす。

 わずか4台だけとなったこのクラス、全日本選手権でも決してエントリーが多いとは言えないが、今回は全日本選手権トップクラスが不参加もあって4台となってしまったようだ。レースは第1ヒート、全日本選手権からのエントリーとなった丹羽政彦(ランサー)が一人、34秒台をマークし、後続に約5秒の差を築く。第2ヒートでは、同じダンロップタイヤを履く地方選手権ドライバーの土屋俊治(ランサー)がタイムを縮めるべく果敢にアタック。だが丹羽の出した第1ヒートのタイムに届かず2位にとどまる事に、結果、最終走者の丹羽の第2ヒートの結果を待たず優勝を手にする事となった。優勝後の丹羽は「エントリー台数が少なくて残念、だけどこの台数なんで、優勝する事ができましたと。」嬉しさ半分といったコメントを残している。

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