全日本カート選手権
KFクラス 第5戦/第6戦
2014年7月19~20日
千葉県・茂原ツインサーキット東コース
晴れ(ドライ)
真夏の茂原大会でルーキー阪口が初優勝を飾り
ダンロップ・ユーザー11戦連勝を達成!
7月後半としては幾分過ごしやすいコンディションの下で開催された、真夏の茂原大会。
ダンロップは新たに小林弘直を加えた10名のドライバーを、タイヤサプライヤーとしてサポートした。
朝方にコース上空を覆った雲が去り始め、晴れ間がのぞく中で行なわれた午前の第5戦決勝では、14歳のルーキー阪口晴南が初優勝を飾った。
阪口は3番グリッドから26周のレースをスタートすると、すぐ2番手に上がり、トップの選手とともに後続を引き離して優勝争いを展開。
レース終盤、トップのペースが鈍り始めたのを察知するとすかさず先頭に立ち、その勢いのままリードを広げてチェッカーをくぐった。
これでダンロップ・ユーザーは全日本カート選手権のトップカテゴリーにおいて、昨年の第4戦から11連勝となった。
また他のダンロップ・ユーザーたちも、宮田莉朋が6番グリッドから順位を上げて3位表彰台を獲得、佐々木大河が8番グリッドから5位フィニッシュと見事な活躍を演じている。
快晴に恵まれた午後の第6戦決勝でも、阪口は好調を持続。
2番グリッドからのスタートではやや出遅れて3番手に後退したものの、2周で2番手に戻り、その後は一時2秒近くあったトップとの差を0.6秒強まで縮めて2位でフィニッシュした。
これで阪口は、2レースとも不運なアクシデントに見舞われて今大会ノーポイントに終わった朝日ターボに代わって、ポイントランキングの首位に浮上だ。
宮田も6番グリッドから挽回を続け、3位でゴールして2戦連続の表彰台へ。
さらに、午前中の不調を脱した山川仁也が13番グリッドから猛追を演じて5位入賞を果たした。
藤田 将之
住友ゴム工業株式会社
ダンロップ モータースポーツ部 開発担当
今回はタイヤのピークグリップを狙っていたほど上げることができませんでした。タイムトライアルでは今ひとつタイムが伸びませんでした。
それでも第5戦では阪口選手が厳しい戦いの中ですごく頑張ってくれて、連勝記録を伸ばすことができました。
KFクラスのタイヤ開発競争はどんどん厳しさを増してきて、私たちも負けていられないな、と改めて気持ちが引き締まりました。
阪口 晴南 Sena SAKAGUCHI
タイムトライアル 1番手
第5戦予選 3番手 / 決勝 1位
第6戦予選 2番手 / 決勝 2位
やっと勝てました。 最高峰のKFクラスは自分だけのレースではなく、多くの人たちの気持ちを背負っての戦いですから、去年のKF2クラスで勝った時とはまた違った喜びがあります。 自分がダンロップの連勝記録を伸ばせたこともうれしかったですね。
宮田 莉朋 Ritomo MIYATA
タイムトライアル 12番手
第5戦予選 6番手 / 決勝 3位
第6戦予選 6番手 / 決勝 3位
今回はレース序盤のペースがよくない問題を最後まで解決できませんでした。 第5戦では苦しい状況の中で、去年はできなかった順位の上げ方ができたうれしさがありました。 第6戦では1台抜くのに2周もかかったりして、悔しい気持ちが残るレースでした。
佐々木 大河 Taiga SASAKI
タイムトライアル 4番手
第5戦予選 8番手 / 決勝 5位
第6戦予選 4番手 / 決勝 6位
昨日からずっと調子が悪くて悩んでいたけれど、第5戦ではレース後半に合わせたセッティングで順位を上げることができました。 第6戦ではスタート直後、シートに大きな穴が開いてしまい苦労したのですが、その状況で6位になれたのは収穫だったと思います。
山川 仁也 Jinya YAMAKAWA
タイムトライアル 9番手
第5戦予選 12番手 / 決勝 27位(リタイア)
第6戦予選 13番手 / 決勝 5位
昨日まではとても調子がよかったのですが、決勝日は気温が変わったせいでセッティングの方向性が前日とまったく違ってしまい、苦労しました。 第6戦の決勝の前にセッティングが逆方向だと気付いて、最後にようやくいいレースをすることができました。
Result|茂原ツインサーキット東コース
[全日本カート選手権 KFクラス 第5戦]天候:晴れ 路面コンディション:ドライ 出走29台 | |||||||||
順位 | No. | ドライバー | チーム名 | ラップ | トータルタイム | タイヤ | |||
1 | 12 | 阪口 晴南 | ART GP JAPAN | 26 | 17'47.709 | DUNLOP | |||
2 | 19 | 菅波 冬悟 | SUCCEED SPORTS Jr | 26 | 17'48.288 | BRIDGESTONE | |||
3 | 20 | 宮田 莉朋 | EXPRIT TOYOTA RT | 26 | 17'54.200 | DUNLOP | |||
4 | 24 | 小川 貴大 | TONYKART R.T.J | 26 | 17:55.186 | BRIDGESTONE | |||
5 | 7 | 佐々木 大河 | MASUDA RACING PROJECT | 26 | 17'57.698 | DUNLOP | |||
6 | 18 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS Jr | 26 | 17'58.499 | BRIDGESTONE | |||
7 | 55 | 中森 丈晴 | ムサシノカートレーシングチーム | 26 | 17'58.965 | BRIDGESTONE | |||
8 | 17 | 前田 樹 | Tech Miyazawa Snap on Motorsports | 26 | 17'59.084 | DUNLOP | |||
9 | 21 | 三村 壮太郎 | ART GP JAPAN | 26 | 18'06.541 | YOKOHAMA | |||
10 | 16 | 宮澤 一輝 | Tech Miyazawa Snap on Motorsports | 26 | 18'07.454 | DUNLOP | |||
13 | 22 | 井上 広海 | ZANARDI JAPAN | 26 | 18'12.963 | DUNLOP | |||
23 | 11 | 白石 優太 | KOSMIC RACING TEAM JAPAN | 11 | 07'44.279 | DUNLOP | |||
27 | 10 | 山川 仁也 | ZANARDI JAPAN | 1 | 01'02.732 | DUNLOP | |||
3 | 朝日 ターボ | MASUDA RACING PROJECT | DUNLOP | ||||||
32 | 小林 弘直 | KOSMIC RACING TEAM JAPAN | DUNLOP |
[全日本カート選手権 KFクラス 第6戦]天候:晴れ 路面コンディション:ドライ 出走29台 | |||||||||
順位 | No. | ドライバー | チーム名 | ラップ | トータルタイム | タイヤ | |||
1 | 19 | 菅波 冬悟 | SUCCEED SPORTS Jr | 26 | 17'46.943 | BRIDGESTONE | |||
2 | 12 | 阪口 晴南 | ART GP JAPAN | 26 | 17'47.568 | DUNLOP | |||
3 | 20 | 宮田 莉朋 | EXPRIT TOYOTA RT | 26 | 17'50.801 | DUNLOP | |||
4 | 26 | 大湯 都史樹 | TONYKART R.T.J | 26 | 17'51.603 | BRIDGESTONE | |||
5 | 10 | 山川 仁也 | ZANARDI JAPAN | 26 | 17'52.532 | DUNLOP | |||
6 | 7 | 佐々木 大河 | MASUDA RACING PROJECT | 26 | 17'54.052 | DUNLOP | |||
7 | 18 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS Jr | 26 | 17'55.864 | BRIDGESTONE | |||
8 | 27 | 佐伯 新 | FA-KART RT | 26 | 18'02.444 | BRIDGESTONE | |||
9 | 11 | 白石 優太 | KOSMIC RACING TEAM JAPAN | 26 | 18'02.559 | DUNLOP | |||
10 | 4 | 平木 玲次 | TONYKART R.T.J | 26 | 18'02.639 | BRIDGESTONE | |||
17 | 22 | 井上 広海 | ZANARDI JAPAN | 26 | 18'07.342 | DUNLOP | |||
18 | 16 | 宮澤 一輝 | Tech Miyazawa Snap on Motorsports | 26 | 18'07.505 | DUNLOP | |||
23 | 3 | 朝日 ターボ | MASUDA RACING PROJECT | 26 | 18'17.256 | DUNLOP | |||
27 | 32 | 小林 弘直 | KOSMIC RACING TEAM JAPAN | 16 | 11'33.079 | DUNLOP | |||
17 | 前田 樹 | Tech Miyazawa Snap on Motorsports | 7 | 06'14.175 | DUNLOP |