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全日本カート選手権
KFクラス 第1戦/第2戦

2014年4月19~20日
岐阜県・フェスティカサーキット瑞浪
くもり(ドライ)

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新生KFクラスの開幕を完全制覇!
朝日が会心のレース運びで混戦を制し2連勝を飾る

 2014年、全日本カート選手権の最上級カテゴリーは前年度のKF1クラスからKFクラスに名称変更。 そのシリーズの開幕を迎えた瑞浪大会で、ダンロップは10名のドライバーをタイヤサプライヤーとしてサポートした。
 第1戦では、ダンロップ・ユーザーの朝日ターボがポールから決勝をスタートした。 一時は8台に膨らんだ先頭集団の中で、朝日は自分のペースをキープしながら終盤戦の勝負に備え、後方から接触される緊急事態も最小限の後退でクリア。 そしてレース後半にトップへ戻ると、そのまま逃げ切って優勝を飾った。 また、今年からダンロップユーザーとなった佐々木大河が、レース中盤に一時先頭を走る活躍を演じて4位でフィニッシュ。

最高峰クラス初参加の阪口晴南も先頭集団に割って入り、果敢な戦いを続けて5位でチェッカーを受けた。
 朝日はセカンドグリッドからスタートした第2戦でも、目まぐるしく順位が入れ替わる7台一列の集団の中で冷静にラップを重ねていく。 そしてレース終盤、朝日はトップへ浮上するとライバルたちを引き離し、会心の2連勝を遂げた。
 大きな先頭集団にはダンロップを使用する宮田莉朋と阪口も加わって、熱気あふれるバトルを延々と展開。 宮田は10周に渡ってトップ快走を披露すると、3位でこのレースを終えて、初めて参加するトップカテゴリーの大会で表彰台に立った。 また、阪口も4位でゴールして2戦連続入賞を果たしている。

藤田 将之

住友ゴム工業株式会社
ダンロップ モータースポーツ部 開発担当

 瑞浪での初戦はいつも天候が不順になりますし、気温も下がるので、それに合わせたタイヤを準備しました。
 今回は新しいことにいろいろチャレンジしたのですが、アドバンテージはなく、我々ももっと頑張らなければいけないと気が引き締まりました。 それでも、課題だった“雨振りのスリックタイヤ”が第2戦でいい結果を残せたことはよかったと思います。

朝日 ターボ Turbo ASAHI

タイムトライアル 2番手
第1戦予選 1番手 / 決勝 1位
第2戦予選 2番手 / 決勝 1位

 決勝はおととしの瑞浪大会よりも6周多いので、今まで以上に先を見据えて走ることを心がけました。 第1戦も第2戦も、先頭集団の中を自分のペースで走ることを意識して、予定どおり終盤に先頭に出て逃げることができました。

佐々木 大河 Taiga SASAKI

タイムトライアル 12番手
第1戦予選 8番手 / 決勝 4位
第2戦予選 10番手 / 決勝 26位(リタイア)

 第1戦ではペースが良く2位にはなれそうだっただけに、もったいないレースだったと思います。 初めてダンロップ・タイヤを使ってみて、新品時のタイヤの扱い方にはまだ慣れなかったのですが、走り出してからの安定感はすごいと感じました。

宮田 莉朋 Ritomo MIYATA

タイムトライアル 13番手
第1戦予選 10番手 / 決勝 10位
第2戦予選 8番手 / 決勝 3位

 第1戦ではサポートしてくださっている方々に情けない走りを見せてしまいました。 第2戦ではチーム監督に「自分の走りでいけ」とアドバイスをもらって、前に出ることだけを考えて走った結果、3位になることができました。

阪口 晴南 Sena SAKAGUCHI

タイムトライアル 3番手
第1戦予選 9番手 / 決勝 5位
第2戦予選 4番手 / 決勝 4位

 抜きにいく手前のコーナーが遅くて、追い上げるのが難しい状況でした。 5位と4位は、決して速くない中でよく耐えた結果だと思います。 KFクラスのバトルは面白いのですが、去年のKF2クラスのように思いどおりにはいかないと感じました。

Result|フェスティカサーキット瑞浪

[第1戦]天候:曇り/路面コンディション:ドライ    出走30台
順位 No. ドライバー チーム名 ラップ タイム タイヤ
1 3 朝日 ターボ MASUDA RACING PROJECT 30 21:50.8 DUNLOP
2 19 菅波 冬悟 SUCCEED SPORTS Jr 30 21:51.7 BRIDGESTONE
3 24 小川 貴大 TONYKART R.T.J 30 21:52.0 BRIDGESTONE
4 7 佐々木 大河 MASUDA RACING PROJECT 30 21:52.1 DUNLOP
5 12 阪口 晴南 ART GP JAPAN 30 21:52.7 DUNLOP
6 26 大湯 都史樹 TONYKART R.T.J 30 21:55.8 BRIDGESTONE
7 30 小高 一斗 TOYOTA YAMAHA RT 30 21:56.5 BRIDGESTONE
8 4 平木 玲次 TONYKART R.T.J 30 21:58.3 BRIDGESTONE
9 27 佐伯 新 FA-KART RT 30 22:01.5 BRIDGESTONE
10 20 宮田 莉朋 EXPRIT TOYOTA RT 30 22:04.2 DUNLOP
11 11 白石 優太 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 30 22:04.9 DUNLOP
13 17 前田 樹 TECH MIYAZAWA 30 22:05.2 DUNLOP
16 16 宮澤 一輝 TECH MIYAZAWA 30 22:07.1 DUNLOP
26 13 奈良 竜一 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 10 DUNLOP
10 山川 仁也 ZANARDI JAPAN DUNLOP
22 井上 広海 ZANARDI JAPAN DUNLOP
[第2戦]天候:小雨 路面コンディション:ドライ    出走30台
順位 No. ドライバー チーム名 ラップ タイム タイヤ
1 3 朝日 ターボ MASUDA RACING PROJECT 30 22:07.2 DUNLOP
2 26 大湯 都史樹 TONYKART R.T.J 30 22:08.5 BRIDGESTONE
3 20 宮田 莉朋 EXPRIT TOYOTA RT 30 22:08.7 DUNLOP
4 12 阪口 晴南 ART GP JAPAN 30 22:09.2 DUNLOP
5 19 菅波 冬悟 SUCCEED SPORTS Jr 30 22:09.4 BRIDGESTONE
6 4 平木 玲次 TONYKART R.T.J 30 22:10.1 BRIDGESTONE
7 9 佐々木 大樹 INTREPID JAPAN 30 22:10.3 BRIDGESTONE
8 30 小高 一斗 TOYOTA YAMAHA RT 30 22:11.1 BRIDGESTONE
9 27 佐伯 新 FA-KART RT 30 22:12.7 BRIDGESTONE
10 24 小川 貴大 TONYKART R.T.J 30 22:12.8 BRIDGESTONE
11 17 前田 樹 TECH MIYAZAWA 30 22:13.6 DUNLOP
12 11 白石 優太 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 30 22:13.8 DUNLOP
14 22 井上 広海 ZANARDI JAPAN 30 22:15.0 DUNLOP
16 10 山川 仁也 ZANARDI JAPAN 30 22:17.4 DUNLOP
17 16 宮澤 一輝 TECH MIYAZAWA 30 22:18.1 DUNLOP
7 佐々木 大河 MASUDA RACING PROJECT 11 08:12.0 DUNLOP
13 奈良 竜一 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 9 06:56.9 DUNLOP