ドライバー
第1戦 3月18日(日) RRC群馬スペシャリストジムカーナ IN 本庄
2012年モータースポーツシーズン開幕!
確かな手応えをつかんだ全日本ジムカーナ第1戦


昨年の最終戦に続けて、今シーズンの開幕戦と連続開催となる本庄サーキット。決勝は今にも降り始めそうな雨雲に大きく左右されるリザルトとなった。

トヨタ86、スバルBRZと久々に発売される本格的スポーツカーのデビューに盛り上がるモータースポーツ業界。2012年のシーズンインを首を長くして待っていた人も多いはず。そんな期待のいっぱい詰まった全日本ジムカーナ選手権第1戦が、埼玉県にある本庄サーキットで開催された。本庄サーキットといえば、ここ数年全日本ジムカーナでは最終戦として行われていたが2012シーズンは開幕戦に。常連参加組にとっては越年して同じ場所での開催。シーズンオフの成果が一気に試されるイベントだ。今回の設定は踏みっぱなしの高速コーナーが続く昨年の最終戦とは大きく異なり、島周りやターンが随所に配されたテクニカルなコース。さらにことごとく予想を裏切ったのが天気予報。土曜日の公開練習は雨の予報で、付近の市街地には冷たい雨が降った。だが、ここ本庄に降雨は無く終了間際には薄日が差し込む天気。明けて日曜日の決勝、晴れて気温も上がるとの予報が全く逆に。朝からの薄曇りは昼過ぎまで続き気温、路温ともに一向に上がる気配が無い。いつ降り始めてもおかしくない雲行きと、1~2本目ともにタイヤ変更できない規則。選手たちのテンションも一気にバトルモードに突入した。早速ダンロップ勢の活躍を見てみよう。

歴代全日本チャンピオンが集うSA3クラスで、昨年シリーズランキング2位の津川信次。今シーズンもダンロップ勢がこのクラスを制す!そんな強い意志を感じさせた開幕戦だった。

歴代チャンピオンがしのぎを削るSA3クラスは、2012年も熱い!昨年、多くのファンに惜しまれつつ引退したチャンピオン川脇一晃が、その後を託した津川信次に加え茅野成樹がクラス変更して乗り込んできた。さらに昨年の川脇のマシンを購入した野島孝宏をはじめ、クラス最大数の分厚いユーザーでチャンピオン獲得を目指す。「エントリーリストを見て、思わず濃い~という言葉が出てきちゃうね。今まで何度となく戦ってきた選手ばかりで手の内も分かっているだけに、少しの差が勝敗を決めることになるだろうね」とは茅野のコメント。薄曇りのなか始まった1本目、会場内にいる観客の目は、SA3クラスの戦いに大きくクギづけになっていた。1分27秒前後で推移していたトップタイムを一気に25秒台に引き上げたのは茅野。このタイムを西原正樹(インプレッサ)が1分25秒894で更新。ラストゼッケンを迎える。「手応えは金曜日の練習会からあって、今日の路面温度なら間違いなくダンロップ勢がいける感じ」と語る昨年シリーズ2位の津川が、西原のタイムをコンマ5秒以上更新してトップに立ち、1本目を折り返す。

トップからわずか100分の6秒差!1本目のタイムで2位に入った津川。シーズンオフに各部をリファインして、ポテンシャルをアップしてきたエボ?での活躍に期待しよう。

大きなトラブルもなく順調に進行するイベント。だが、2本目を待つ選手たちの関心は、いつ雨が降り始めてもおかしくない雲行きに集まる。ポツリと降っては止んでを繰り返していた雨雲が、我慢できずに降り始めたのがSA3クラスに入ってから。だが茅野は自己タイムをコンマコンマ4秒更新。タイムアップの期待を残しながら競技は進むが、アスファルトには雨の染みができ始める。そんななか、ランサーに乗る天満清が1分25秒271と津川を逆転。「正直一本目にベストタイムは出たんだけど、ミスが結構あってコンマ8くらい落としてた。2本目同じ条件でミスを無くせば、間違いなくタイムアップできるなと思ってた」という津川だが、思った以上に中間タイムが伸びず天満にコンマ4秒のビハインド。「雨自体は、そんな気になるレベルでは無かったし、ミスなく走れた。だけどGが大きくかかる所でフロント、リアともに少し逃げてしまう傾向があってちょっとタイムダウンしちゃったね」ゴールするとタイムは1分25秒545。1本目のタイムで2位に終わる。「結果的には1本目完璧に走れていれば、逃げ切れてた。でもシーズンオフにはクルマもバージョンアップできたし、あとは上手くセッティングを出してドライバーがそれに100%応えることができればいけるんじゃないかな?手応えは十分あるよ。次戦のタカタは昨年ウェットでブチギリのタイムで勝てたし、ドライも良かったしね。今日のリズムでいけばイケルと思いますよ!」と力強いコメントが返ってきた。昨年に引き続き、激戦のSA3クラスはダンロップがチャンピオンを獲る!そんな強い意志を感じさせた開幕戦、第2戦での朗報に期待しよう。

1本目、わずか100分の3秒差までトップの菱井に肉薄した金本辰也のランサー・エボIV。2本目にタイムアップ出来ず2位に終わったが、下克上目指し活躍が期待される。

SA3にクラス変更した茅野の穴を埋めるべく、しのぎを削るN4クラス。開幕戦となる今回は、表彰台の2~5位までをダンロップ勢が独占。1本目トップの菱井将文に100分の3秒差まで肉薄したのは金本辰也。気温が上がらなかった2本目に、残念ながらタイムアップできずそのまま2位でフィニッシュ。これに2本目タイムアップの梅本伸一郎、佐藤裕樹、野尻隆司の3人が続く。その上に大きく立ちはだかるチャンピオン菱井、その刺客候補はそろった。今シーズン彼らの合言葉は『下克上』。菱井を表彰台のてっぺんから引きずり下ろす、第2戦以降もそんな意気込みでの活躍を望みたい。

トップからコンマ3秒差、2位でフィニッシュした村井勝。昨年第5戦での初優勝以降上位にからんできている。今シーズンは頂点目指して頑張って欲しい選手だ。

9台のエントリーがあったN1クラス。昨年の全日本初優勝以来上位にからむ成績を残しているのが富山から参加の村井勝。今シーズン開幕戦となる本庄でも1本目2位につけ、2本目に入ってタイムアップ。コンマ3秒差まで迫ったが、惜しくも2位でフィニッシュした。N1クラス参戦6年目となる2012シーズン、表彰台の中央を十分狙える位置につけている。今シーズンの活躍が期待される選手だ。3位には土手啓二郎が入り、ダンロップ勢が2-3フィニッシュ。

1位から6位までが1分27秒台に並ぶ超激戦。トップからコンマ3秒差でSA2クラス3位に入った川北忠。トラブル続きの週末を上位入賞で乗り切った。

シリーズチャンピオンをはじめ、エキシージ勢がクラス変更で参戦しSA3に劣らず激戦クラスとなったSA2。昨年はクラス変更後2戦目でSA2初優勝を遂げた川北忠だが安定して上位に食い込むことが出来なかった。2012年に賭ける川北だが、いきなり緒戦からつまづいてしまう。公開練習から決勝までに2回のデフ交換。しかし、そんな状況の中でも仲間たちの助けがあった。1本目下位に沈んだ川北だったが、仲間たちの期待に応えるべく走り抜けるとタイムは1分27秒497。トップから100分の4秒差につける好タイムで3位をゲットした。トラブル続きの状況ながら2010年SA1クラスチャンピオン実力の片鱗を見せ、他メーカーの上位独占を阻んだ。次戦は相性の良いタカタサーキットでの開催。どんな走りを見せてくれるか期待しよう。

2本目勝負となったDクラス。1分18秒603とトップにコンマ4秒差まで迫り、2位に入った村上仁。幸先の良いスタートに今シーズンの活躍が期待される。

6台のエントリーがあったDクラス。2本目ウェットコンディションとなってしまい、1本目勝負となった今回の開幕戦。ベテランの村上仁がチャンピオン小林キュウテンに追いすがった。トップ小林にコンマ4秒差の2位と今シーズンの活躍を期待させるリザルトを残した。またエントリー台数が増えている、ラジアルタイヤ限定のPNクラス。PN3では、初代チャンピオンの山野直也選手が今回ダンロップDIREZZA SPORTS Z1スタースペックをチョイスし、2位に入った。「これから新しいZ2も出てくると聞いているので楽しみにしています」と山野。広島県にあるタカタサーキットで行われる第2戦。ニューマシンやニュータイヤの投入などで、ますます盛り上がることは間違いない。4月21~22日の開催を楽しみにしよう。
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Motercycle
ニュルブルクリンク2014