DIREZZA CHALLENGE 2017 西日本エリアチャンピオンシップ
TSタカタサーキット 2017.5.28

DIREZZA CHALLENGEが始まってから12年目となる2017年。2015年までは各地で予選大会を開催し、初冬に決勝大会を開催するというもの。2016年は予選大会をオンライン化し、決勝大会は筑波サーキット一発勝負! しかし、今年はイベントの開催方式を大きく変更! 去年とは対照的に年末の決勝大会を廃止。そして予選大会も廃止し、各地で決勝大会を開催するという新たなチャレンジとになった。

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予選大会として開催するのと決勝大会として開催するのとで何が違うのか!? 従来の予選大会は、2枠のタイムアタックそれぞれのベストタイムの平均値で勝負が決まっていたのだが、決勝大会方式は変則ノックダウン方式。F1GPやスーパーGTの予選で採用されている一般的なノックダウン方式は、遅いマシンを切り捨てていく容赦のないものだが、ディレッツァ チャレンジの変則ノックダウン方式は、みんなが楽しめるシステム。3回に分けられたセッションはF1GPと同じだが、セッション1の上位がセッション3へシードされ、表彰台を狙うドライバーにとっては、セッション1で勝ち抜けるか、セッション2から連続でセッション3を走るか、戦略的にも楽しめるというシステムなのだ。
また、今年はクラス分けと車両レギュレーションを見直し、チューニングの激化に歯止めを掛ける方向。同時にオープンクラスを復活。従来仕様のままでディレッツァ チャレンジを楽しみたいというハードチューニング組の受け入れ体制も整っている。
新たなスタイルで再スタートを切ったディレッツァ チャレンジ。その開幕戦となったのが、西日本エリア大会。5月28日、広島はTSタカタサーキットで開催された。ここTSタカタは、大井競技長が「ミニサーキット界の鈴鹿」と名付けたコース。アップダウンのある1500mには、タイトなヘアピンからミニサーキットには珍しい高速コーナーまでもが存在する。パワーだけでは勝てない、マシンのトータルバランスとドライバーの腕がモノを言うサーキットなのだ。
早朝はこのエリア特有の霧に包まれたが、ブリーフィングが始まる頃には霧は晴れ、5月とは思えない強い日差しが降り注ぐ夏日となった。総参加台数は52台。DIREZZA ZⅢを装着した初のディレッツァ チャレンジがスタートした。

大会ダイジェストムービー

ペダル操作付きオンボードムービー

Class1

クラス1の参加台数は募集枠一杯の16台。このクラスの特徴は、車種バリエーションが多彩なこと。注目は、例年このクラスで幅を効かせているEK9シビック、DC5インテRといったV-TEC軍団に2Lターボエンジンを搭載するFK2型シビックタイプRが加わったこと。ノーマルで310馬力! そのパワーをミニサーキットで活かすことが出来るかが一つ目の注目ポイント。そしてロータスエリーゼ、MR-S、RX8、新旧ロードスターという後輪駆動車が何処まで頑張るかも興味深い。前輪駆動と後輪駆動は共に8台ずつ。面白い戦いになりそうだ。

セッション1

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5位までに入ればファイナルセッションにシードされるセッション1。強い日差しに気温も路面温度も上昇を続けている今日のコンディションから考えると、5位までに入ってエンジンを休ませた方が良さそうな雰囲気。このセッションで抜群の速さを見せたのは、計測1Lap目に59秒489を叩き出した[マキタスピードIDI速心DC5]の原駿太朗選手。ディレッツァ チャレンジ初挑戦。今回は静岡県からのエントリーだが、実は広島出身。学生時代TSタカタで走り込んだドライバーだった。
2番手は、やはりディレッツァ チャレンジ初挑戦、GH-111型ロータスエリーゼを駆る木下明選手。分切りは出来なかったが、1.8LのNAエンジンながら車重840kg(カタログ値)という軽さを武器に1分0秒071という好タイム。フロントに295/30R18を装着している原DC5に対し、フロント205/50R15、リア225/50R16というタイヤサイズは対照的。
そして3番手は、FK2型シビックを持ち込んだディレッツァ チャレンジ常連組の寺浦選手。シルビアでチャンピオンを獲得し、エボⅩにスイッチした寺浦選手は新たな挑戦として選んだハイパワーFFで1分0秒369をマーク!
4番手は0.054秒差で寺浦FK2に迫った木村賢太郎選手のEK9。5番手には佐々木喜庸史選手のEK9が入った。

セッション2

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路面温度が50度近くまで上がったセッション2。セッション開始早々トップに躍り出たのは岡恭範選手のEG6。タイムは1分2秒010。2番手には1分2秒242をマークした池谷喜之選手のDC2。しかし、直後に白方陽介選手のRX8が1秒台に叩き込みトップタイムをマーク! 目標としていたセッション3進出を決めた。3Lap目にはCR-Xの岸保崇史選手が1分2秒218、チェッカーが振られた7Lap目には松野卓也選手のMR-Sが1分2秒182をマークして3番手に浮上! セッション3進出!
ここで敗退となったのは5台のロードスターとEP82スターレット。その中のトップ、最も残念とも言える6位敗退はNDロードスターで参戦した石井選手。しかし、「他のロードスターに負けないという目標をクリア出来ました」と満足顔。足回りとブレーキパッドとLSDというライトチューニングで1分3秒284というタイムは立派。

セッション3

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ファイナルセッションはシード組からコースイン。まず、トップに躍り出たのは寺浦FK2。タイムは1分0秒251! まだ気温が低かった練習走行のタイムには及ばないが、セッション1のベストをコンマ1秒以上縮める好タイムだ。しかしその直後、セッション1をトップ通過した原DC5が1分0秒071をマークしトップに! 3番手には木下エリーゼが寺浦FK2に対し0.017秒差と迫る1分0秒268。そして次の周、更にタイムを縮め寺浦FK2を100分の3秒上回る1分1秒221をマークし逆転! その後ジリジリと周回ごとにタイム縮め、走行終了のチェッカーフラッグが迫っていることを知らせるフライングDマークが提示されている計測6Lap目、木下明選手のエリーゼ[ロータス・エグーゼ]がこのセッション唯一の分切り、59秒863をマークして優勝! 2位の原駿太朗選手[makitaspeed DC5]と寺浦之裕選手[テラレーシング シビックR]はDIREZZA ZⅢの発熱の良さを見せつける計測1Lap目、そして優勝した木下エリーゼはDIREZZA ZⅢが熱に強いことを証明する最終Lapにベストを更新するという、DIREZZA ZⅢのポテンシャルが見られたリザルトであった。
タイム的には4番手だった木村EK9はイベント直前の練習走行でエンジンを壊し、急遽載せ換えたエンジンが車検証記載の型式と違っていたため賞典外出走。ということで、4位は佐々木喜庸史選手[TechWorld 野獣号]。5位は池谷喜之選手[Suemazda dc2]。そして6位には白方陽介選手[白66@RX8]という正式結果となった。
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Class2

クラス2も定員となる16台がエントリー。S2000ワンメイク状態が続いていたこのクラスだが、86が3台、NC型ロードスターが2台、そしてBRZが1台。ちなみにBRZはTsというSTI製の限定モデルだが、2ペダルのAT車。オーナーの藤原久子選手は、クラス1にNAロードスターでエントリーしている藤原裕也選手のお母さん。これはディレッツァ チャレンジ初のトピックスだろう。他には毎回イベント取材という立場で顔を見せていたREVSPEEDの加茂編集部員が取材11年目にしてマイカーの86で遠征初参戦。ノーマルに近い86で排気量アップ当たり前のS2000勢に立ち向かおうとは・・・と思ったが、「ライバルは石井選手のNDロードスター!」。それぞれが、それぞれの目的で楽しめるというのもディレッツァ チャレンジの良いところです。
ここで残念な出来事が一つ。何と、2012年と2016年の決勝大会を制している可児AP-1が練習走行終了間際、Wヘアピンのコース脇でストップ。2015年の決勝大会ではトラブルから立ち直りトップ争いを演じた可児選手。今回も復活するに違いないと期待したが、エンジントラブルでリタイヤとなってしまったのだ。

セッション1

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出走台数15台となったセッション1。計測1Lap目に59秒396というベストタイムをマークした金光AP-1、59秒592をマークした森本AP-1と続いたが、4Lap目に59秒258を叩き出した地元組、内藤頼重選手の[ASN・SPM・S2000]がトップで勝ち抜けを果たした。2番手に金光AP-1、3番手には7Lap目にベストを更新した佐鳥AP-1、同じ7Lap目に59秒473をマークした町川AP-1が4番手。そして森本AP-1までの5台がシード権を獲得したが、森本AP-1は練習走行でこのクラスただ1台の58秒台をマークしている。既にファイナルセッションに照準を合わせたペースコントロールなのか、不気味な存在。いろいろ疑問は残ったが上位5台はすべてS2000という結果。やはりS2000が速い! しかし、冒頭に書いた「排気量アップ当たり前」は訂正しなければならない。今回の改造申告書を見ると、レギュレーション変更の影響なのか、西日本エリアの特徴なのか、排気量アップをしていたのは可児選手(2350cc)と町川選手(2200cc)という2台だけだった。

セッション2

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セッション開始早々、梅野AP-1が1分0秒387のトップタイムをマーク! 2番手は1分1秒057の大寺86。2台共セッション1のタイムには届いていないが、セッション3進出を確信したようで、早々に走行終了。続く3番手には吸排気系ドノーマルという臂選手のNC型ロードスター。4番手には内田AP-2、5番手には河原86が入り、セッション3進出。REVSPEED加茂選手は着実にタイムアップし2秒台をマークするも7位。残念ながらこのセッションで敗退。取材活動に専念することになった。

セッション3

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まず最初に好タイムをマークしたのは佐鳥AP-1。タイムは59秒717。しかし2番手には59秒755というほぼ同タイムの金光AP-1。町川AP-1も59秒892。4番手の森本AP-1までがコンマ3秒以内にひしめいている。2Lap目には佐鳥AP-1が59秒497をマークし、逃げの体制。2番手には59秒686をマークした町川AP-1が金光AP-1を逆転! 金光AP-1もタイムを縮めるが59秒730。町川AP-1に0.054秒届かない。森本AP-1は59秒893と分切りはしたものの順位は4番手のまま。5番手の内藤AP-1はまだ59秒台に入れてない。練習走行では59秒フラット、セッション3へトップタイムでシードされているだけに、このままで終わるとは考えにくい。しかし3Lap目も1分0秒048。いつ上がってくるのかと注目を集めたが、順位はこのまま確定。群馬県から遠征した佐鳥隆志選手[ARVOU Cha.S2000]が地元の強豪を抑えて優勝! 2番手は香川県から遠征した町川槙一選手[QMR紫S2DXL&ATS]。3番手には地元広島の金光康一[ALTEX S2000]。そして4位は森本雄大選手[オートスポーツナイトウS2K]、5位は内藤頼重選手「ASN・SPM・S2000」、6位は梅野健太選手「百式S2000」が入賞という結果となった。
考えてみると、森本AP-1と内藤AP-1は共に練習走行時にマークしたベストタイムの1秒落ち。コンディションが悪化していたことは間違いないが、この2台だけタイムの落ち幅が大きい。何らかのトラブルに見舞われたのか? 否、2台は共にオートスポーツナイトウ軍団。コンディションの変化を見越したセッティングの方向を間違ってしまった可能性が高い。もし、どちらか一台でもセッション2を走っていれば・・・。ん〜、やっぱり変則ノックダウン方式は面白い。
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Class3

クラス3のエントリーは7台。その内訳は、シルビア3台、RX-7が1台、そして86、BRZ、S2000の過給器後付け組が1台ずつ。ここは広島県。クラス3にRX-7が1台しかいないことには強い違和感を感じたが、その原因はどうやらレギュレーション変更にあったようだ。販売終了から既に14年が経過するセブン。年を追うごとにチューニングが進み後戻りし難い状態になっているクルマが多いようだ。オープンクラスにRX-7が3台エントリーしていることがその証なのかもしれない。
しかし、セブンが少ないからと言ってこのクラスがトーンダウンしたわけではない。過去のこの大会で優勝2回、2位1回という好成績を残している内藤S15。しかし、今までのディレッツァ チャレンジを戦ってきた赤いS15はナンバーを切ってしまったため、今回はライトチューンの2号機でエントリー。とは言えTSタカタを庭とする広島内藤軍団の若頭、今回も暴れることは間違いない。対するライバルの筆頭は、S2000の排気量を2.2Lにスケールアップし、スーパーチャーヂャーを装着した加藤AP-1。セブンはディレッツァ チャレンジ常連組、堀尾FD。三浦86(スーパーチャージャー)は2016年の3Nクラスを制したドライバーだ。

セッション1

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このクラスは出走台数が7台と言うことで、セッション1でシード権を獲得出来るのはたった1台。練習走行のタイムを見る限り、2番手に1秒近く差を付ける58秒584をマークしている加藤AP-1で確定な雰囲気だが、リザルトをよく見ると内藤S15がノータイム。これは間違いなく狙っている!
しかし、セッション1も加藤雅也選手の駆る[KWMデカトーS2000 HSR]の独壇場。練習走行をパスした内藤S15は2番手だが、加藤AP-1に1秒近い差を付けられている。1コーナー進入のブレーキングではタイヤがロックしスモークをあげ、高速の新コース入り口コーナーではオーバーステアに苦しむ姿に「セッティング的な問題もありそうだが、気合い入り過ぎ?」と大井競技長。
そのお陰?で面白くなったのが2番手争い。2番手の内藤S15と3番手の石岡S15のタイム差は0.021秒。コンマ3秒差で堀尾FDも控えている。

セッション2

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セッション2の出走台数は6台。その中でセッション3に勝ち進めるのは3台。セッション開始早々、内藤S15が不運に見舞われた。ミッションが逝って3速を失ってしまったのだ。どうにか1Lapの計測はしたもののタイムは1分1秒159。こうなるとセッション1で好タイムをマークしていた石岡S15と堀尾FDはトラブルさえなければ安泰。三浦86、小椋S15、高原BRZで最後の1枠を争う展開。スーパーチャージャーを装着した86とターボのBRZという興味深い勝負ともなったが、流石は去年のチャンピオン。三浦86が1分0秒905をマークしてセッション3へとコマを進めた。

セッション3

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そしてセッション3。マシンを温存した加藤AP-1がどんなタイミングで勝負してくるかと注目が集まる中、計測1Lap目にフルアタック!
1コーナーは若干落としすぎたようにも見えたが、セッション1ではコントロールに苦しんでいた最終コーナーに対するセット変更もドンピシャ。セッティングもドライビングも完璧と言えるアタックで58秒427をマーク! 文句なしの優勝を決めた。
熾烈を極めたのは2番手争い。2番手は計測2Lap目に1分0秒174をマークした石岡S15だったが、セッション後半で堀尾FDが1分0秒155をマークして逆転!
結果、優勝は加藤雅也選手[KWMデカトーS2000 HSR]、2位は堀尾高志選手[ホーリーFD3S]、3位は石岡正之選手[シルビア青号]0.019秒差の僅差で2位表彰台を決めた。
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Class4

クラス4の出走台数は7台。GT-Rのエントリーはゼロ。新旧ランエボ6台とインプレッサWRXという2Lターボ4WDの宿敵対決となった。優勝候補の筆頭は2015年のタカタ大会で4Nクラスを制した実績を持つ木原CT9A。そのライバルの筆頭は、2015年のタカタ大会で木原CT9Aと優勝争いをした山本GVBだが、両車共にNクラスでの話。Nクラスが廃止された今年のレギュレーションでのポテンシャルはまだ分からない。

セッション1

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セッション開始早々、凄いバトルが勃発! 計測1Lap目から山本GVBが58秒409、木原CT9Aが58秒480と0.071秒差のトップ争い。気温も路面温度もどんどん上昇する中、さっさと走行を切り上げマシンもタイヤも温存したい山本GVBだろうが、なんとしてもシード権獲得を狙う木原CT9Aが諦めずにアタック。となると山本GVBも安心なタイムを出して終わらせたいと6Lap。「ここはピットで待機が正解かも」という平中選手のコメント通り、結局両車共に計測1Lap目がベスト。分かっちゃいるけどやめられない。これがタイムアタックの難しさであり、面白さだ。
そして3番手には計測4Lap目に58秒941をマークした里崎CZ4A。本谷CT9Aも59秒260と健闘。

セッション2

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唯一のインプレッサWRXが勝ち抜けしたセッション2はランエボのワンメイク状態。と言ってもCN9A、CT9W、CT9A、CZ4Aと5ナンバー時代のランエボⅣから最新のランエボⅩ、そしてワゴンまでいる三菱関係者がいたら涙を流しそうな光景。
しかし、無情にもセッション3へ進出出来るのはこの中の3台。
アタック開始早々、3台のマシンが分切り。トップは予想通りの木原CT9A。コンディションの悪化を感じさせない58秒607をマークしセッション3行き確定。2番手にはセッション1のタイムを更に縮める59秒253を叩き出した本谷CT9A。3番手は里崎CZ4Aでタイムは59秒905。4位の加藤CN9Aは1分0秒345とコンマ5秒近い差が付いたため、このまま順位確定かと思われたが、フライングDが提示されているタイミングで加藤CN9Aがベストを更新! なんと、3番手の里崎CZ4Aまで100分の2秒!
ここはチェッカーまで全開で行くしかないというタイミングだったが、この時点でアタック終了となってしまった。

セッション3

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そしてセッション3。コースイン早々全車ライトオン! 計測1Lap目に賭ける意気込みが伝わってくる。ファーストアタックを終えた山本GVBのタイムは、58秒976! セッション1のコンマ5秒落ち。コンディション悪化によるものとも考えられるが、木原CT9Aは直前のセッションで58秒607を出しているだけに、安心できるタイムではない。さあ、木原CT9Aが本谷CT9Aを従えた状態で最終コーナーを立ち上がって来た。タイムは!? ・・・59秒187! 続いてコントロールラインを通過した本谷CT9Aは59秒519の3番手タイム。
4番手の里崎CZ4Aとの差はコンマ2秒。しかし、セッション1では本谷CT9Aよりコンマ3秒近く速い58秒台を出している里崎CZ4Aだけに逆転の可能性大。そして5Lap目、里崎CZ4Aはベストタイムを更新! しかし、本谷CT9Aに0.023秒届かなかった。
結果、優勝は唯一のWRXでランエボ勢を一蹴した山本大輔選手[OZAMI GVB]。2番手は木原雄祐選手[ASナイトウCT9A]。そして3位には本谷奈津恵選手[ナイトー自販黄夏ランサー]が嬉しい初表彰台の座をGETした。
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Class Open

久しぶりに復活したオープンクラス。過去にはEK9シビックが全体ベストをマークしているTSタカタだけに、激ハヤ軍団勢揃いを期待していたが、今回のエントリーは6台。大井競技長的には進化したオープンクラスと呼んで欲しいようだが、残念ながらまだその存在、進化の内容が浸透していないというのが現実。もう一つの要因としては、準備が大変のこのクラス、4月1日に詳細が発表されても対応が出来ないという声もあった。何はともあれ復活したオープンクラス。今回の6台にはオープンクラスの魅力を知らしめる走りを期待しよう!

セッション1

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たった1つのシード権争奪戦として注目のセッション1だったが、広島はもちろん、全国で開催されるディレッツァ チャレンジの何処にでも登場する表彰台常連組の内藤CT9Aがアタック一発で56秒920をマーク。TVの前にビールとつまみをしっかり用意して盛り上がろうと思っていたボクシングの世界戦があっさり1ラウンドOKで終わってしまった気分。2番手は58秒059をマークした中田FD。
このコースで1秒139の差は小さいとは言えないが、可能性はゼロではない。

セッション2

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3台のRX-7とS15、そしてランエボという5台が出走したセッション2。3位までに入ればセッション3で内藤CT9Aと表彰台のてっぺんを目指し勝負することが出来る。5月とは思えない陽気は熱が貯まりやすいロータリー勢にとって厳しい環境。
セッション3を想定したらさっさとタイムを出してピット待機を決め込みたいところだ。しかし、油断できないのが尾崎CP9Aの存在。進化する60代(後半)はハマると恐ろしく速い! 練習走行、セッション1のデータなど一切役に立たないサプライズ走法で決勝大会2位獲得という実績の持ち主。
このセッション、最初に好タイムをマークしたのは中田FD。タイムは58秒738。アタック一発で余裕のピットイン。しかし、同じようにアタックを終えた川上FDが1000分の5秒差に迫っている。そして3番手には尾崎CP9A。不気味だ。

セッション3

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いよいよファイナルセッション。ルール通りシードされた内藤CT9Aからコースイン。内藤CT9Aが狙うのは59秒6をマークしての優勝。前日の練習走行では56秒8をマークしているというが、真夏のような日差しが降り注ぐ今日のTSタカタでそれを達成するのは至難の業。
さあ、一発目のアタックは・・・57秒082!
続く中田FDは58秒294で2番手。しかし、その直後でアタックしていた川上FDがこの日最高の走りをキメ、58秒001をマーク! 2番手に浮上!!
これで決着かと思いきや、内藤CT9Aはもう一発アタックを掛けセッション1のタイムを上回る56秒912!
内藤選手は3アタック目56秒917、4アタック目57秒120と、セッション中の全アタックにおいて安定したタイムを刻んだ。
なかなか目が覚めない尾崎CP9Aだったが、5Lap目に58秒566をマーク。さあ、いよいよダークホースのお出ましかと期待をしたが、Wヘアピンでアンダーを出し一巻の終わり。
優勝は内藤源氏選手[ナイトー自販スピードMランサー]、
2位には川上貴宏選手[N-one RX-7(黒)]、
そして3番手は中田昭善選手[N-oneなかっさん]という結果に終わった。
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大井競技長賞

熊倉車検長賞

ゲストドライバー賞(平中克幸)

サプライズ特別賞(抽選)

大井競技長のコメント

皆さんお疲れさまでした。まずは4月1日に概要を発表し、5月28日に開幕戦を開催するという忙しいスケジュールだったにも拘わらず、たくさんの皆さんにエントリーしていただけたことに感謝します。
各エリアの大会を変則ノックダウン方式で行う今年のディレッツァ チャレンジ、競技長としては正解だったという感触です。みなさんは如何だったでしょうか。車両レギュレーションの更なる明確化、そして各サーキットに応じたコースイン台数などまだまだ考えることは沢山ありますが、次の大会は更にクオリティが高いイベントとなるようスタッフ一同頑張りますので、気になった点、提案などがありましたら事務局宛にメールしていただけると幸いです。
次は9月9日の関東エリア大会@日光サーキット。一次募集は7月10日から18日までとなります。暫く日が空いてしまいますが、皆さんのエントリーをお待ちしております。