DUNLOP MOTORSPORT
ドライバー
第6戦 8月24日(金)~8月26日(日) 第48回大阪電通大チャリティラリー 丹後半島ラリー2012
JN-4勝田/足立、JN-3眞貝/漆戸「我、リベンジに成功せり」!
シーズンはいよいよ後半戦へ!


京丹後市役所前で金曜日に開催されたセレモニアルスタート。翌土曜日にはここで痛車のイベントを併催するなど集客に努め、京丹後市のラリー誘致の本気度が伝わってくる。

全9戦がスケジュールされている2012年の全日本ラリー選手権は今回の丹後半島ラリーが第6戦、中盤戦最後の闘いとなる。京都での全日本ラリーは2009年以来で、京都府中部の南丹市から日本海を目前に控えた京丹後市に開催地を変更して開催された。冬はスキー場となるスイス村にギャラリーステージを開設、暑い中多くのギャラリーが足を運び、市中心部のサービスパークでは地元名産品などを販売ブースが軒を連ね、京丹後市を含め地元の協力体制に力強いものを感じた。最近の全日本ラリーは地元のバックアップがしっかりしたイベントが増えており、全国各地でラリーの認知度が上昇していることを肌で感じられる。競技は丹後半島を縦断する京都縦断林道を使用するのだが、林道とは思えないような2車線のハイスピードなコースが多くを占めている。ステージは北から3.92km太鼓山線、9.12km角突山線、3.94km奥寄線、4.86km大内線の4本を使用、太鼓山線はDAY1、大内線はDAY2のみ使用する。全13SSでSS総延長78.9kmの今季ターマック最速のハイスピードバトルは最長の角突山線を2日間で5回使用することから、この角突山線で大勢が決すると予想された。

「モントレーもきつかったけど、今日もとんでもなく暑いっすよ!」と勝田が話せば、コ・ドライバーの足立も「ちょっと熱中症かな」という具合に、多くの選手がこの暑さに参っていたようだ。

前戦モントレーでペナルティーにより10位に沈んだJN-4クラスランキングトップの勝田範彦/足立さやか(インプレッサ)は雪辱を賭けDAY1朝のサービスパークを後にする。天気は快晴で容赦なく照りつける太陽で気温は30度を早くも超えていえるようだ。セクション1のSS1太鼓山線1は日本海をバックに尾根道を駆け上がる3.92km。ここでのトップは前戦モントレーで優勝しポイントで勝田に肉薄してきた奴田原文雄/佐藤忠宣(ランサー)。しかし2番手勝田との差は僅かコンマ2秒。3番手以降はダンロップユーザーの福永修/奥村久継(インプレッサ)、高山仁/河野洋志(ランサー)、石田正史/草加浩平(ランサー)らがトップから2秒5差圏内で追走している。SS2はスタートしてすぐにスイス村ギャラリーステージがある最長9.42kmの角突山線1。ここで勝田が奴田原をコンマ6秒上回るステージベストをマーク、逆転首位に浮上するが、勝田はこのロングステージで僅かなアドバンテージしか築くことが出来ず、ここでもっと引き離したかったのだろうが苦戦しているようにも見える。それでも勝田は続くSS3奥寄線1で連続ベストをゲット。奴田原をじわりと引き離す。今日最初の20分サービスを終えセクション2、SS4太鼓山線2で今度は奴田原にコンマ6秒やられてしまいトータルコンマ4秒差に肉薄され、この後のSS5ロングステージ角突山線2でも奴田原に1秒7差でベストを取られ2位に転落、セクション1のとは逆の状況で1秒3のビハインドを負う事となった。勝田はこのあとSS6とSS8でベストを取りコンマ3秒詰めるのだがSS7で奴田原に1秒負ける展開で、その差は2秒フラットに広がってしまった。ラリーでの2秒はワンチャンス、ワンミスで簡単にひっくり返せるタイムのはずだが、今日の状況を見ていると大きなタイム差なのかもしれない。勝田は「マシン、タイヤ選択どれをとってもこちらに大きなミスはない。ただヌタさんが僕をほんの少し上回っていただけ。明日は必ず挽回しますよ。」とサバサバした表情で話してくれた。

圧巻の走りを見せてくれたSS10大内線1。この写真の段階では奴田原とほぼ同タイムだったのだが、このあと鬼神の走りを見せ、逆転に成功した。これでランキングも首位をガッチリキープして、今季グラベル最後のイベント「ラリー北海道」に挑むことになる。

「明日必ず挽回しますよ」と語ってくれた勝田だったが、タイヤの使用本数が最大10本と規定されているなかで、ニュータイヤがまだ4本残っている奴田原に対して勝田はDAY1で8本使ってしまったため残りは2本と、実はとても不利な状況に追い込まれていた。そのDAY2はロングの角突山線2本に、ショートの奥寄線1本、そして今日だけの4.86km大内線が2本の5SS、31.90km。SS距離はまだ4割がた残っているのだが、傍から見ていると追いつけるのか不安になってくる。そして本日最初のロング角突山線4でまたしても奴田原にコンマ2秒の負けで、その差が2秒2とじわりと引き離される。次は今回最初になる4.86kmのSS10大内線1。先頭スタートは奴田原、1分後に勝田がスタート。スタートから1.5km地点まで2車線の登り区間が続き、2台はほぼ同タイムで通過、このあと下り勾配の区間に入り、道幅も狭くなっていく。ここから勝田は渾身のアタックを敢行、奴田原を2秒4上回るスーパーベストを記録し一気に逆転、僅かコンマ2秒だが首位奪回に成功する。続くSS11奥寄線3でも連続ベストをゲット、タイム差を1秒6にまで広げた。結局最終ステージのSS13大内線2でもステージベストを取り、今季3勝目を手中に収めることとなった。勝田は「ニュータイヤが2本しかなかったけど、最後までしっかりグリップしてくれた。今シーズンは厳しいラリーが続いているけど、今日は本当にしんどかった。絶対勝たなきゃいけなかったんで良かったー!」足立も「モントレーでミスったんで何が何でも勝たなきゃ!って頑張りました。勝てて本当にうれしい!」と二人は喜びを語ってくれた。

JN-3のターマックキング眞貝は「コ・ドラの漆戸さんも盆休み返上でテストに参加してくれ、今日は何としても勝ちたかった。リベンジが叶いました!」と意地で掴んだ完全優勝を総括してくれた。

前戦モントレーでは、早々にコースアウトリタイヤでノーポイントに終わった眞貝知志/漆戸あゆみ(インテグラ)は、今回勝利して何としてもチャンピオン戦線に留まりたいところ。また大挙6台ものエントリーを集め一大勢力に成長、開発も軌道に乗り出したトヨタ86勢の筆頭、筒井克彦/永山聡一郎、三好秀昌/保井隆宏が眞貝にどこまで食い下がれるのか、現在注目度上昇中のJN-3。SS1太鼓山線1から眞貝が2分35秒4のステージベストで飛び出す。続くロングのSS2では筒井が眞貝と同タイムでステージベストを分け合うのだが、眞貝はそのあとも手綱を緩めることなくベストを連発していく。結局DAY2最後のSS13まですべてのステージでベストタイムを記録し完全優勝でリベンジを果たした。2位には途中からミッションの不調を抱えながらもロングステージで同じ86を駆る三好を押さえた筒井が86でのターマックラリー最上位となる2位に入賞した。

大激闘の末、小泉を1秒1差で下し第4戦に続く2勝目を手に入れた松岡。こういう僅差でのバトルには松岡はほんとうに強い。

昨年は8戦中5戦で成立したJN-1は、今シーズンは第6戦まで全戦成立で早くもこれを更新、激戦クラスに成長した感のあるJN-1。第4戦洞爺で優勝した松岡竜也/縄田幸裕とコンマ4秒差で2位入賞の山口貴利/山田真紀子のストーリアX4勢にターマックでは俄然勢いを増すマーチ12SRの小泉茂/小泉由起がどこまで絡んでくるのか気になるところ。SS1太鼓山線では山口が2番手を2秒3引き離すベストを記録、順調な滑り出しを見せるのだが、このあとミッションが3速にスタックしてしまい戦線離脱。SS2で松岡、SS3小泉、SS4松岡とシーソーゲームが続くのだがこのあとSS5・6と小泉が連続奪取して松岡に4秒7のアドバンテージを築く。翌日のDAY2でもベストの奪い合いは続きSS12終了時点で小泉が松岡に4秒1差で首位に立っていた。第4戦以来僅差の闘いが得意になった松岡は最終ステージSS13大内線2で小泉を5秒2も引き離すスーパーベストを記録、最終ステージ大逆転で今季2勝目を手に入れた。
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Motercycle
ニュルブルクリンク2014