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全日本カート選手権
KFクラス 第7戦/第8戦

2014年9月13~14日
宮城県・スポーツランドSUGO西コース
晴れ(ドライ)

DUNLOP MOTORSPORT RACE REPORT2014年5月第5戦/第6戦茂原 メイン画像

会心の追い上げで4名が表彰台をゲット
阪口、宮田、朝日はチャンピオン獲得を懸け最終戦へ

 さわやかな秋晴れに恵まれた、スポーツランドSUGOでのシリーズ終盤戦。ダンロップがサポートするドライバーたちは、今回も目覚ましい活躍を演じて場内を沸かせた。
 午前に行なわれた第7戦の決勝。 タイムトライアルでトップと0.03秒差の2番手になり速さをアピールした阪口晴南は、3番手で周回を重ねていく。 その後方では、予選ヒートで混戦に揉まれ9番手に留まった朝日ターボが逆襲を開始、スタートから2周で5番手に上がってきた。 レースが中盤戦に入ると、朝日が阪口とポジションを入れ替え、さらに2番手へ浮上。阪口も1台をかわした。 勢いに乗る朝日は3秒以上あったトップとの差を1秒半まで縮め、2位でフィニッシュ。阪口も3位となり、そろって表彰台に上った。
 午後の第8戦決勝では宮田莉朋、阪口、朝日が3~5番手を走り、

レース中盤にそろってひとつずつ順位を上げた。ここから尻上がりに調子を上げたのは宮田。 先頭とのギャップをみるみる削り取り、残り3周でそのテールを捕らえた。 初優勝を目指して試みた渾身のオーバーテイクは、あと一歩及ばず。 宮田のフィニッシュは、惜しくもトップと0.071秒差の2位だった。一方、タンデム走行となった阪口と朝日は不運なアクシデントに泣くことに。 すると、代わって佐々木大河が3位に上がり今季初表彰台を手中に収めた。
 SUGO大会を終えてのポイントランキングは、阪口が206点で首位をキープ、191点の宮田と166点の朝日が3、4番手に着けた。 3名は次回、シリーズチャンピオンの栄誉を懸けて、ツインリンクもてぎでの今季最後の戦いに挑む。

藤田 将之

住友ゴム工業株式会社
ダンロップ モータースポーツ部 開発担当

 この大会には、暑い時期に対応するタイヤと幅広い気温に対応するタイヤを用意しました。 そして、比較的涼しいコンディションに合わせて、2タイプの中から後者のタイヤを供給しました。 その結果、タイムトライアルでのグリップもレース序盤の温まりも良好でしたし、耐久性の良さもアピールできたと思います。
 次回の最終戦も楽な戦いにはならないでしょうが、万全の準備で臨んで、ドライバーの方々にいいタイヤを供給したいと思います。

朝日 ターボ Turbo ASAHI

タイムトライアル 12番手
第7戦予選 9番手 / 決勝 2位
第8戦予選 5番手 / 決勝 21位

 第7戦では、スタートで運に恵まれて5番手まで上がることができました。 レースが終盤に入ると自分に勢いが出てきたので、頑張って走ったところ、先頭に追い付いていきました。 結局、逆転優勝は叶わなかったのですが、調子自体は悪くなかったと思います。

阪口 晴南 Sena SAKAGUCHI

タイムトライアル 2番手
第7戦予選 3番手 / 決勝 3位
第8戦予選 2番手 / 決勝 失格

 第7戦はトップの選手に着いていってレース後半に逆転するつもりだったのですが、相手はこちらが思った以上に速かったですね。 でも、全体的にいいコンディションでレースができましたし、チャンピオン争いの面で一歩前進できたのもよかったと思います。

宮田 莉朋 Ritomo MIYATA

タイムトライアル 10番手
第7戦予選 12番手 / 決勝 4位
第8戦予選 3番手 / 決勝 2位

 第8戦は「タイヤはマージンがある」とダンロップさんに教わっていたとおりの展開になりました。 速く安定して走ることを心掛けて先頭に追い付いたのですが、逆転はできませんでした。 次のもてぎでは初優勝してチャンピオンになれるよう頑張ります。

佐々木 大河 Taiga SASAKI

タイムトライアル 4番手
第7戦予選 4番手 / 決勝 9位
第8戦予選 6番手 / 決勝 3位

 第8戦では、午前のレースからセッティングを修正したところ、予選でいい手応えをつかむことができました。 3位は自分の速さだけで獲得した結果ではないけれど、ここまでタイヤの扱い方に悩んできたので、こうして表彰台に乗れたことが何よりうれしいです。

Result|宮城県・スポーツランドSUGO西コース

[全日本カート選手権 KFクラス 第7戦]天候:晴れ 路面コンディション:ドライ    出走27台
順位 No. ドライバー チーム名 ラップ トータルタイム タイヤ
1 9 佐々木 大樹 INTREPID JAPAN 28 18'08.052 BRIDGESTONE
2 3 朝日 ターボ MASUDA RACING PROJECT 28 18'09.453 DUNLOP
3 12 阪口 晴南 ART GP JAPAN 28 18'13.002 DUNLOP
4 20 宮田 莉朋 EXPRIT TOYOTA RT 28 18'13.534 DUNLOP
5 4 平木 玲次 TONYKART R.T.J 28 18'16.276 BRIDGESTONE
6 18 清原 亮太 SUCCEED SPORTS Jr 28 18'18.100 BRIDGESTONE
7 26 大湯 都史樹 TONYKART R.T.J 28 18'19.105 BRIDGESTONE
8 19 菅波 冬悟 SUCCEED SPORTS Jr 28 18'21.067 BRIDGESTONE
9 7 佐々木 大河 MASUDA RACING PROJECT 28 18'21.159 DUNLOP
10 10 山川 仁也 ZANARDI JAPAN 28 18'22.030 DUNLOP
12 16 宮澤 一輝 Tech Miyazawa Snap on Motorsports 28 18'23.006 DUNLOP
13 17 前田 樹 Tech Miyazawa Snap on Motorsports 28 18'23.566 DUNLOP
20 22 井上 広海 ZANARDI JAPAN 22 14'39.130 DUNLOP
23 32 小林 弘直 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 13 8'43.119 DUNLOP
11 白石 優太 KOSMIC RACING TEAM JAPAN DUNLOP
[全日本カート選手権 KFクラス 第8戦]天候:晴れ 路面コンディション:ドライ    出走28台
順位 No. ドライバー チーム名 ラップ トータルタイム タイヤ
1 9 佐々木 大樹 INTREPID JAPAN 28 18'05.991 BRIDGESTONE
2 20 宮田 莉朋 EXPRIT TOYOTA RT 28 18'06.062 DUNLOP
3 7 佐々木 大河 MASUDA RACING PROJECT 28 18'11.578 DUNLOP
4 19 菅波 冬悟 SUCCEED SPORTS Jr 28 18'13.076 BRIDGESTONE
5 30 小高 一斗 TOYOTA YAMAHA RT 28 18'13.649 BRIDGESTONE
6 4 平木 玲次 TONYKART R.T.J 28 18'15.585 BRIDGESTONE
7 18 清原 亮太 SUCCEED SPORTS Jr 28 18'18.500 BRIDGESTONE
8 11 白石 優太 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 28 18'18.795 DUNLOP
9 26 大湯 都史樹 TONYKART R.T.J 28 18'19.765 BRIDGESTONE
10 24 小川 貴大 TONYKART R.T.J 28 18'20.549 BRIDGESTONE
15 16 宮澤 一輝 Tech Miyazawa Snap on Motorsports 28 18'22.763 DUNLOP
17 22 井上 広海 ZANARDI JAPAN 28 18'25.707 DUNLOP
21 3 朝日 ターボ MASUDA RACING PROJECT 27 18'22.395 DUNLOP
24 17 前田 樹 Tech Miyazawa Snap on Motorsports 12 8'18.592 DUNLOP
26 10 山川 仁也 ZANARDI JAPAN 7 4'41.718 DUNLOP
27 32 小林 弘直 KOSMIC RACING TEAM JAPAN 3 2'08.996 DUNLOP
12 阪口 晴南 ART GP JAPAN DUNLOP